介護職の勤務形態は大きく分けて2つの働き方があります。まず1つ目は3交代制勤務というもので、日勤、準夜勤、深夜勤と仕事時間が3つに分かれています。準夜勤は夕方から深夜まで、深夜勤は深夜帯を中心に勤務時間を振り分けられています。日勤、準夜勤、深夜勤は大体8時間のシフト制になっていて、準夜勤や深夜勤のスタート時間は施設によって異なる場合が多いです。
2つ目は2交代制勤務というもので、日勤と夜勤を交互に行う勤務形態です。日中と夜中と分けて仕事を行うので、夜勤の勤務時間が3交代制勤務よりも長いことが特徴です。2交代制勤務の夜勤の平均労働時間は大体16時間以上で、内容は食事介助に加えて、夜間の体位交換や排泄介助、決まった時間に部屋を見回り、利用者さんの様子を記録するなどの仕事内容になっています。
夜勤をした場合には手当がつきますが、その金額は施設によって異なります。夜勤は労働基準法上では勤務外労働扱いになるので、その分基本給の25パーセントが支給されることになっています。夜勤をする際には、あらかじめ施設側に支給金額を問い合わせておくといいでしょう。夜勤を行うと生活リズムが狂ってしまう場合もありますが、それを整えるために次の日は休みにしている施設も多いので、働く前に休暇の内容も聞いておくと安心して働けます。とはいえ、夜勤が辛いという介護職の話もよく聞きますが、逆に夜のほうが働きやすいという方も意外と多くいるのでどちらが良いか事前によく調べておくと良いでしょう。