日勤のみの介護職の仕事は、夕方に業務が終わり翌日までしっかりと体を休めることができ、生き生きと介護サービスに携わりたい人にとって理想的な働き方と言えます。また、長時間の残業や夜勤がない職場は、高齢や出産後のために体力に自信がない人も長く働きやすく、自分のペースで仕事を続けたい人にも適しています。若手から経験者まで様々な立場のスタッフが勤めている事業所の中には、個々のスタッフが一か月以上先の予定が立てられるよう、勤務シフト表を早めに配布したり、施設長や主任が希望のシフトの聞き取りをしたりしているところもあります。
一方で、日勤のみの働き方は、勤務先の経営状態や人事のシステムによりますが、基本給や手当が低めに設定されていることが多く、なかなか年収が上がらないことについて不満を持っている人も少なくありません。こうした現場では、数年実務経験を積んでから給料をはじめとした労働条件が良いところに転職をしたり、結婚や出産を機に退職をしたりするケースもあり、優秀な人材が定着しにくい傾向が見られます。
そこで、日勤のみの介護職の仕事を選ぶにあたり、スタッフの勤続年数が長いところや、定期的にスタッフの待遇の見直しをしているところに目を向けることが大切です。なお、日勤のみであっても、介護福祉士やケアマネジャーの資格を持っている人や、一つの介護現場で長いキャリアを持つ人は基本給や手当の面で優遇してもらえる可能性も高いため、採用時にしっかりと給料交渉をすることが重要です。日勤のみで働きたいけど、夜勤手当がないと収入面に不安があるという方は、こちらのサイト「日勤で働きたい！- 夜勤がツラい介護士へ – 」が役に立つかもしれません。